車検・メンテナンスはどうする?軽貨物車両の管理法

軽貨物ドライバー

軽貨物運送業を始めるにあたって避けて通れないのが、車両の維持管理
車はあなたの“商売道具”であり、1日でも止まってしまえば収入に大きく影響します。

そこで今回は、軽貨物ドライバーとして知っておきたい
車検・メンテナンス・日常点検・故障時の対応など、車両管理の基本とポイントをわかりやすく解説します。


🧾 軽貨物車両の「車検」はどうなっている?


▶ 軽貨物車両(黒ナンバー)は普通車と何が違う?

黒ナンバー(営業用軽貨物)は、通常の白ナンバー(自家用)よりも使用頻度が高く、しっかりとメンテナンスが必要です!

種別自家用(白ナンバー)営業用(黒ナンバー)
車検の頻度初回3年、以降2年ごと初回・以降ともに2年ごと
車検費用約5万〜8万円約6万〜10万円(構造要件等により変動)
保険自賠責保険料が高め任意保険も業務用で高めになる傾向

黒ナンバーの軽貨物車両も“2年毎”が義務です。費用も加味して、計画的な管理が必要です。


🛠️ 車検時に見られる主な項目


  • ブレーキやタイヤの摩耗具合
  • ヘッドライト、ウィンカー、ブレーキランプの点灯状態
  • 排気ガスや騒音の基準
  • 下回りのサビ・腐食チェック
  • 車載工具や発煙筒などの備品の有無

▶ 車検で落ちないためには、日頃のメンテナンスがカギです。


🔧 日常メンテナンスのポイント【月ごと・週ごとの目安】


✅ 1. オイル交換(目安:3,000~5,000kmごと)

エンジンオイルは車の血液
業務車両は走行距離が多くなるため、こまめな交換が必須です。

  • エンジン音が大きくなった
  • 加速が鈍くなった
  • 燃費が悪くなった

これらはオイル劣化のサインかも!


✅ 2. タイヤの空気圧&溝のチェック(週1回)

  • 適正空気圧でないと燃費が悪化&走行不安定
  • 溝が1.6mm以下は違法&危険(スリップのリスク)

▶ ガソリンスタンドや整備工場で無料チェックできる場合も。


✅ 3. ブレーキパッド・バッテリー(3〜6ヶ月ごと)

  • 異音がする、制動距離が長くなる → ブレーキパッド劣化の可能性
  • エンジンのかかりが悪い → バッテリー交換のサイン

部品交換のタイミングを見極めて、事故やトラブルを予防しましょう。


✅ 4. ワイパー・ウォッシャー液・ライト類(毎月)

  • 視界をクリアに保つために、ワイパーの劣化確認
  • ライト切れは整備不良違反の対象になるので注意

🚨 急なトラブル・故障時の備え方


✅ 任意保険には「ロードサービス付き」を選ぼう

  • バッテリー上がり
  • タイヤパンク
  • キー閉じ込み
  • レッカー移動

こうした緊急時にも対応してくれる保険なら安心。
配送中の“もしも”に備えるために、保険はケチらないのが鉄則です。


✅ 整備工場 or ディーラー?どっちがいい?

項目整備工場(民間)ディーラー
価格比較的安い高め(純正部品中心)
融通柔軟に対応してくれる規定に忠実で丁寧
便利さ近場で探しやすい特定メーカー限定の場合あり

▶ 仕事中に立ち寄れるように、行きつけの整備先を確保しておくと安心です。


📝 管理を楽にする「記録の習慣化」


軽貨物業務では、経費として車両費をしっかり管理することが節税にも直結します。


💡 こんな記録を残しておこう

  • オイル交換日と走行距離
  • 車検・整備履歴(費用・業者名)
  • ガソリン給油記録
  • パーツ交換時期(タイヤ・ワイパーなど)

▶ Excelや会計アプリ、手帳などでOK。“備える力”がドライバーとしての信頼にもつながります。


🧾 メンテナンス費用の目安(年間)

項目目安コスト
車検費用(黒ナンバー)約6万〜10万円
オイル交換年6〜10回で2万〜3万円程度
タイヤ交換(2年に1度)約2万〜5万円
バッテリー交換(2年に1度)約1万円〜2万円
その他消耗品・突発整備年間3万〜6万円程度

▶ 年間10万〜20万円程度を車両維持コストとして想定しておくと安心です。


🏙️ 横浜・川崎・東京エリアでの管理の工夫

この地域は交通量が多く、信号や渋滞が多いため車両の消耗も早めです。

  • 小回りのきく軽バンで狭い道対策
  • 月極駐車場やカーシェアの活用
  • 地元の整備工場・ガソリンスタンドとの連携

地元密着のメンテ環境を整えることで、安定稼働を実現できます。


✅ まとめ:「車を守る=収入を守る」

軽貨物車両の管理は、面倒に思えるかもしれませんが、**ドライバーにとっては“稼ぐための命綱”**です。

  • 毎年の車検スケジュール
  • 日常点検の習慣化
  • 緊急時の対応ルート
  • 経費計上と記録の徹底

これらを押さえておけば、トラブルの少ない・安定した稼働が実現可能になります。


💬 まずは「自分なりの管理ルール」を決めよう!

「月末に点検日を決める」
「毎回の給油でタイヤチェックもする」
「費用はアプリで記録する」

自分のスタイルに合ったやり方でOK。
車両を大切にすることが、軽貨物ドライバーとしての“プロ意識”にもつながります。

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