元飲食店スタッフが軽貨物ドライバーに転職して感じたこと

軽貨物ドライバー

私は10年以上、飲食店スタッフとして働いていました。ホールからキッチン、発注、教育まで一通りこなしていた自負もあり、仕事自体は嫌いではありませんでした。
しかし、慢性的な長時間労働・休みの不規則さ・収入の天井・将来への不安がつのり、30代後半を前に本格的に「このままでいいのか」と考えるようになりました。

そんなとき偶然目にしたのが、**「軽貨物ドライバー募集・未経験OK」**の文字。
車の運転は好きだったし、個人で稼げるという自由なスタイルにも惹かれました。


■ 飲食→軽貨物、転職直後の“戸惑い”と“発見”


▶ ギャップ①:孤独な仕事。でも心が静かだった

飲食時代は常に人と話し、電話が鳴り、厨房が叫び…と1日中“音”に包まれていました。
それに比べて軽貨物は、とにかく静か。車の中は自分だけの空間で、好きな音楽・ラジオ・無音…どんな空気にもできる。

最初は「誰とも話さないなんて寂しい」と思ったけれど、気づけば**“気を使わなくていい環境”が、最高の癒しになっていました。**


▶ ギャップ②:自分で考える分、責任も自由も大きい

飲食の仕事では、上司やオーナーの指示に従って動くことが基本でした。
一方で軽貨物は、ルート選定・時間管理・装備準備・積み方・休憩タイミングまで全部自分次第。

これが最初は難しく感じましたが、慣れてくると**「自分の段取りでうまく回った時の達成感」は何物にも代えがたい喜び**でした。


▶ ギャップ③:体の使い方が違う!「立ち仕事」から「運転+運搬」へ

飲食店では、10時間以上立ちっぱなし+忙しい時の走り回りが当たり前。
軽貨物では、長時間の座り姿勢と、荷物の持ち上げ・積み下ろしの繰り返しが中心。

慣れないうちは腰痛や肩こりに悩まされましたが、ストレッチや筋トレを生活に取り入れたことでかなり軽減されました。
「どんな仕事でも身体は資本」だと改めて実感。


■ 飲食時代のスキルが活きる場面は意外と多い!


▶ スキル①:段取り力とピーク対応力

ランチタイムやディナータイムを戦ってきた経験が、軽貨物の世界でもそのまま活きます。
「どう回れば最短か」「時間指定をどう組み合わせるか」──飲食での**“秒単位の判断力”**は、配達の効率化に直結します。


▶ スキル②:人との“ちょうどいい距離感”

軽貨物は基本的に対面接客が少ないですが、それでも挨拶やちょっとした気遣いで印象が変わります。
置き配メモに「雨が当たらない場所にお届けしました」などの一言を添えるだけで、「ありがとう」と言われることも増え、信頼感や再依頼に繋がることも。


▶ スキル③:トラブル対応の冷静さ

飲食店では、ミスやクレーム、設備トラブルは日常茶飯事。
その経験があったおかげで、軽貨物でも「時間に遅れそう」「荷物が破損した」などの緊急時にパニックにならず、まず報告・対応に集中できる力が身につきました。


■ 軽貨物ドライバーに転職してよかったと感じることベスト5


1. 時間の自由が手に入った

朝は早いけれど、終わり時間は自分次第。
平日昼間に役所や病院に行ける、趣味や家族の時間を確保できる──“生活の主導権”が戻ってきた感覚があります。


2. 努力が収入に直結する「成果主義」スタイル

飲食では「頑張っても時給は変わらない」のが常でした。
軽貨物では、件数や日数、稼働時間がすべて報酬に反映されるので、やる気の出方がまるで違います。


3. 人間関係のストレスから解放された

「シフトの相性」「店長の機嫌」「人間関係のゴタゴタ」…
そんな煩わしさがないだけで、驚くほど精神的にラク。


4. 副業・独立と将来の選択肢が広がった

飲食ではキャリアアップ=店長やマネージャーで頭打ちでした。
軽貨物では、法人化して車両を増やす/ドライバーを育成する/別事業と組み合わせるなど、将来像の幅が広がっています。


5. 自分のペースで働ける安心感

「今日は体調がイマイチ」「家族の都合で半日だけ」──
そんな日でも、自分で調整できる。これは雇われない働き方の最大の強みだと思います。


■ 軽貨物に向いていた自分/飲食で悩んでいた自分


飲食にいた頃は、

  • 「自分の時間がない」
  • 「頑張っても報われない」
  • 「人の顔色を常に気にしていた」

そんな日々に疲弊していました。

でも軽貨物に転職してからは、

  • 「自分で自分をコントロールできる」
  • 「責任も自由も自分のもの」
  • 「何より“未来に希望がある”と思えるようになった」

同じ“サービス業”でも、これだけ仕事の質と満足度は変わるのだと、身をもって感じています。


■ まとめ:「飲食経験も、無駄にはならない」

軽貨物は、飲食とはまったく違う世界に見えて、実は共通点も多い仕事です。

  • 段取りと効率化がカギ
  • 小さな気遣いが信頼を生む
  • 身体を使って人の役に立つ

飲食業の経験が、こんな形で活きるとは思いませんでしたが、今ではその経験すら自分の武器だと胸を張れます。


✅ まとめ|飲食から軽貨物への転職で得た“自由と可能性”

項目Before(飲食)After(軽貨物)
時間の自由シフト制・不規則自分で管理・自由度大
収入面時給・固定給完全歩合・努力次第
人間関係常に対人・気疲れあり基本一人、干渉なし
キャリア店長止まりが多い独立・法人化も可能
心の余裕常にバタバタ・不満自己管理で安定感

\ あのとき勇気を出して一歩踏み出してよかった /
飲食で頑張ってきたあなたも、きっと軽貨物の世界で力を発揮できます。
今の働き方に少しでも疑問があるなら、ぜひ一度この世界をのぞいてみてください。

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