軽貨物ドライバーとして働くうえで、誰にとっても気になるのが「事故やトラブル時の対応」。
とくに業務中の事故は、個人事業主としての責任が伴うため、会社員以上に重要な問題です。
- 自損事故や相手のいる事故の対応フローは?
- 任意保険は加入しないとダメ?
- 荷物が破損したら弁償?
- 所属先は助けてくれるのか?
この記事では、軽貨物ドライバーに起こり得るリスクとその備え方を中心に、
保険の選び方や事故時の流れまで、実務目線でわかりやすく解説します。
⚠️ 軽貨物ドライバーが直面する主なリスクとは?

軽貨物の仕事は「運転が中心」だからこそ、交通・対人・貨物などのリスクが常に伴います。
個人事業主として働く場合、事故やトラブルの責任は自己責任になるケースが多いため、備えが不可欠です。
▶ よくあるリスク一覧
リスク | 内容 |
---|---|
交通事故 | 自損・追突・接触・人身事故など |
駐車中のトラブル | 他車への接触・建物損傷など |
荷物破損・紛失 | 精密機器や食品などの損害 |
車両トラブル | パンク・エンジントラブル等の営業停止 |
天候災害 | 雪・台風・大雨などによるスケジュール遅延 |
クレーム | 配達ミス・時間遅延・対応トラブルなど |
▶ こうしたトラブルに備えた「リスクマネジメント」がドライバーには求められます。
🧾 事故が起きたら?軽貨物ドライバーの対応フロー
万が一事故が発生した場合、落ち着いて以下の流れに従うことが重要です。
✅ ① まずは人命優先、安全確認
- ケガ人がいる場合はすぐに救急要請(119)
- 交通の妨げにならないよう安全な場所へ移動
✅ ② 警察に連絡(110)
- 軽微な物損事故でも必ず警察へ通報
- 「事故証明」がないと保険が適用されないケースあり
✅ ③ 所属先や荷主への報告
- 所属会社があればすぐに連絡
- フリーランスの場合は、依頼元のアプリやメールで報告
- 荷物の破損・遅延についても正確に伝える
✅ ④ 損害状況の記録と証拠保全
- スマホで現場写真を撮影(車・相手車両・道路状況)
- ドライブレコーダーがあるとさらに有利
- 相手の連絡先・車両情報も確認しておく
✅ ⑤ 保険会社へ事故連絡
- 自分が加入している保険の事故受付窓口へ即報告
- 損害の内容・対応の希望などを伝える
- 後日、修理費や示談対応が行われる
🛡 軽貨物ドライバーに必須の保険とは?
軽貨物として働く上では、任意保険と貨物保険の両方への加入が強く推奨されます。
✅ 自動車任意保険(業務使用対応)
- 業務用車両(黒ナンバー)専用の自動車保険
- 「自家用車の保険をそのまま使う」のはNG
- 対人・対物・車両保険・人身傷害などをカバー
✅ 貨物保険(運送保険)
- 運送中の荷物に損害が発生した際の補償
- 例:荷物を落として破損/雨で水濡れ/時間指定遅延
- 損害請求額が数万円〜数十万円に及ぶことも
✅ 弁護士費用特約・ロードサービス
- 示談交渉が難航した際に備えて、弁護士費用特約はおすすめ
- 故障時のレッカー・代車手配なども、営業継続のためには重要
▶ 保険加入のチェックリスト
チェック項目 | 確認ポイント |
---|---|
保険会社名 | 大手or業務委託先の提携先 |
補償範囲 | 対人・対物・車両・貨物保険の有無 |
免責金額 | 自己負担額の確認(例:1万〜10万) |
サポート体制 | 24時間受付/代車対応の有無 |
📍 横浜・川崎・東京エリアの保険・サポート事情
都市部では軽貨物の稼働数も多く、事故リスクや損害発生の可能性も高まります。
▶ 横浜・川崎
- 倉庫・住宅街・幹線道路が交錯しやすく、接触事故・駐車時のトラブルが多い傾向
- 業者によっては地域密着型の保険提携あり
▶ 東京23区
- 一方通行・駐禁エリア多数。小回り重視の保険・車両選びが重要
- 個人ドライバー向けの「事故サポートコミュニティ」も広がりつつある
💬 実際の事故体験談から学ぶ
👨 30代・川崎市在住
「駐車場でポールに接触。車両修理費に10万円…。車両保険入ってて本当によかった。」
👨 40代・大田区在住
「配送中に自転車と接触。示談は保険会社に全部任せて精神的に助かった。」
👨 50代・横浜市在住
「豪雨で荷物が濡れて破損。貨物保険に入ってなかったらと思うとゾッとする。」
✅ まとめ:「もしも」のときに後悔しないための備えが、あなたを守る
軽貨物ドライバーにとって、事故やトラブルは“他人事”ではありません。
でも、正しい対応と十分な備えがあれば、被害を最小限に抑えることが可能です。
▶ 今日のまとめポイント
- 業務中の事故は「個人の責任」になるケースが多い
- 事故時は、落ち着いて「救護・警察・連絡・記録・保険」の5ステップを守る
- 保険は必ず業務用(黒ナンバー対応)で加入を
- 貨物保険・弁護士特約も強い味方になる
自分の身を守るのは、自分の判断と準備です。
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