■ 「稼げる」だけでは足りない。カギは“いくら残るか”
軽貨物ドライバーとして独立して働く方が増えています。
SNSや求人でよく目にするのは「月収50万円超!」「高単価案件多数!」といった魅力的な言葉。
しかし、実際に重要なのは、“どれだけ経費を引いて手元に残るか”です。
中でも大きな出費を占めるのがガソリン代と車両関連コスト。
この記事では、軽貨物ドライバーのリアルな経費構造と節約術を完全解説します。
これから始める方も、稼働中の方も、「無駄を減らして収益を最大化する」ための知識としてご活用ください。
■ 軽貨物ドライバーの経費内訳とは?

個人事業主・業務委託契約が主流の軽貨物ドライバーは、車両にかかるすべての費用を自腹で賄う必要があります。
下記は代表的な経費です。
項目 | 内容 | 月額目安 |
---|---|---|
ガソリン代 | 走行距離×燃費 | 約30,000〜60,000円 |
車両リース・ローン | 月額固定/残価設定型など | 約20,000〜45,000円 |
保険(任意+車両) | 対人対物、自己保険など | 約5,000〜10,000円 |
車検・メンテ | タイヤ・オイル交換など | 月換算約5,000〜8,000円 |
通信費 | 業務用スマホ+アプリ | 約3,000〜5,000円 |
駐車場代 | 都内中心部では高額に | 約5,000〜20,000円 |
その他雑費 | 洗車、備品、飲食代など | 約3,000円〜 |
▶ 月あたりの経費総額は約8万〜15万円
例えば月収50万円でも、実質手取りは35〜42万円前後となるのが一般的です。
経費を意識せずに働いていると、思ったほど貯まらない…という状況に陥りがちです。
■ ガソリン代の現実と負担の大きさ
▶ 月額でどれくらいかかる?
1日の走行距離が100〜150kmとして、月2,000〜3,000kmを走るドライバーは少なくありません。
この場合、月あたりのガソリン代は3〜6万円前後が目安になります。
例:
- 軽バンの平均燃費:13km/L
- 走行距離:月2,600km
- 使用燃料:約200L
- 単価170円/L → 34,000円
これに加え、渋滞やアイドリング、エアコン使用などで、燃費が実際には10km/L程度まで落ち込むこともあるため、上振れリスクは常にあります。
■ 経費削減のための節約術7選【実践向け】
① 燃費重視の“エコドライブ”を習慣化
ガソリン代の約20%は運転方法で削減可能。
とにかく急発進・急ブレーキをしない、これが基本です。
- 時速50km以下でアクセルをゆっくり踏む
- アイドリングは極力やめる(5分で約50cc消費)
- 下り坂ではエンジンブレーキを活用
- 無駄な遠回りを減らす(ルート事前確認が大事)
② 安いガソリンスタンドを選ぶ
1Lあたり5円の違いで、200Lなら月1,000円の差。
さらにアプリや会員カードを活用すればさらに節約可能です。
おすすめアプリ:
- gogo.gs:全国ガソリン価格比較
- 楽天カーサービス:楽天ポイント還元もあり
- ENEOSアプリ/出光 Drive On:会員割引+クーポンあり
③ 軽バンの燃費を最大限に保つメンテナンス
車両のコンディションが良好であれば、燃費は確実に改善します。
- タイヤの空気圧を毎週チェック
- オイル交換:走行5,000kmごとが目安
- 無駄な荷物を車から降ろす(重さ=燃料消費)
- 洗車でボディの抵抗を減らす効果も実はある
④ 高燃費車・EV軽バンの導入も視野に
最近では燃費20km/L超えの軽バンや、**EV軽商用車(日産・三菱・ホンダなど)**も登場しています。
初期コストはかかるものの、長期的には年間10万円以上の燃料費削減になる場合も。
⑤ 車両保険・任意保険の見直し
運送業専用の保険商品や、ネット見積り専用プランは、年間2〜5万円の削減効果が期待できます。
- チューリッヒ・セゾン・SBIなどのネット型保険
- 車両保険は年齢条件や免責額を見直す
- リース契約なら保険込みプランの再比較も◎
⑥ 駐車場代を抑える裏ワザ
都心部や駅近は高額な月極駐車場が多いですが、以下の方法で削減可能です。
- 月極シェアパーキング(akippa、特Pなど)
- 時間貸し上限制+深夜契約の組み合わせ
- コンビニ横や現場近くで“地元で探す”のも有効
⑦ 経理処理で節税対策を!「知識=収入」
ガソリン代・保険・通信費などは、しっかり経費計上することで確定申告時に所得控除が受けられます。
節税テクニック:
- 業務用スマホは100%経費OK
- 自宅の一部(事務スペース)も家事按分で経費に
- 会計アプリ(freee/マネーフォワード)で記録簡単
- 青色申告なら65万円控除が可能に
■ 現役ドライバーの“節約術リアルボイス”
◆ 30代・男性/都内稼働
「ガソリン価格を意識しただけで、月5,000円以上削減できた。洗車とタイヤの空気圧調整もこまめにして、車の燃費が明らかに変わった。」
◆ 40代・男性/横浜市
「会計アプリ導入してから、経費計上がめちゃくちゃ楽に。記録が整理されてるから確定申告のストレスも減ったし、結果的に節税にもつながった。」
◆ 20代・副業ドライバー
「台車とか軍手とか、100円ショップで揃えても使えるもの多い!無駄な買い物が減っただけで月数千円節約できてます。」
■ まとめ:節約は「第二の稼ぎ方」
軽貨物ドライバーにとって、経費=収入を削る最大の敵です。
しかし見方を変えれば、**“節約=収入を守る戦略”**でもあります。
ちょっとした運転習慣の見直し、アプリの活用、保険や契約の見直し、そして会計管理。
これらを積み重ねることで、年間10万〜20万円以上の差が生まれるのです。
✅ おさらい|経費削減のポイント
- 運転を変えて燃費アップ(急発進・アイドリング抑制)
- 最安スタンド選びをアプリで効率化
- 車両コンディションを定期チェック
- 保険・駐車場も「毎年見直す」が鉄則
- 節税は収入の一部。会計アプリは必須!
\ 稼ぎを守る最強の武器=知識と習慣! /
無理せず、楽に、スマートに稼働を続けていくために、「節約力」もあなたのドライバースキルに加えていきましょう!
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